来宮神社(きのみやじんじゃ)といえば、静岡県熱海市のパワースポットとして有名ですが、具体的なご利益や御祭神について詳しく知っていますか?
どの神社にも独自の歴史や信仰があり、その背景を知ることで参拝の価値が一層高まりますよね。
「どんな願い事を叶えたいか」で神社を選びたい方も多いのではないでしょうか。
さらに、神社周辺には観光名所や見どころが豊富で、お祭りやイベントも楽しみの一つです。
今回は、来宮神社の御祭神やご利益、お祭り、合祀されている神社の詳細とともに、訪れた際に立ち寄りたいスポットまで詳しくご紹介します。
神社巡りをより楽しくするために、ぜひ最後までご覧ください。
來宮神社はどんな神社なのか
來宮神社(きのみやじんじゃ)は、静岡県熱海市に鎮座する歴史ある神社です。
古くから「来福・縁起の神」として信仰を集め、熱海郷の地主神として地域の人々に親しまれてきました。
主祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)、五十猛命(いたけるのみこと)、大己貴命(おおなもちのみこと)の三柱で、それぞれ武勇、樹木の神、営業繁盛の神として崇敬されています。
境内には国指定天然記念物の大楠があり、樹齢は2,000年を超えるとされています。
この大楠の周囲を一周すると寿命が一年延びるとの伝承があり、訪れる人々の人気を集めています。
また、平安時代初期の征夷大将軍・坂上田村麻呂公が戦勝祈願を行い、各地に分霊を祀ったとも伝えられ、現在では全国44社の「キノミヤジンジャ」の総社として広く信仰されています。
毎年7月15日を中心に行われる例大祭「こがし祭」は、地域最大の祭りとして多くの参拝者で賑わいます。
さらに、境内には茶寮やカフェが併設されており、参拝後に一息つける憩いの場としても好評です。
熱海の観光スポットとしても知られる來宮神社は、歴史と自然、そして文化が融合した魅力的な場所です。
來宮神社の御祭神
來宮神社(きのみやじんじゃ)は、静岡県熱海市に鎮座する歴史ある神社です。
主祭神として以下の三柱をお祀りしています。
- 日本武尊(やまとたけるのみこと)
ご利益: 武勇と決断力の象徴であり、困難を乗り越える力を授けてくださいます。
由来: 景行天皇の御子で、東征の際に当地を訪れ、住民を労り産業を奨励したことから祀られるようになりました。
- 五十猛命(いたけるのみこと)
ご利益: 樹木の神として、自然保護や環境保全の加護をもたらします。
由来: 素盞嗚尊(すさのおのみこと)の御子で、日本各地に樹木を植えたと伝えられています。
- 大己貴命(おおなもちのみこと)
ご利益: 縁結びや医薬の神として、営業繁盛や身体健全のご加護があります。
由来: 出雲の神であり、当地に居を構えたとの伝承があります。
これらの神々は、来福・縁起の神として古くから信仰されており、参拝者に多くのご利益を授けてくださいます。
來宮神社のご利益
來宮神社(きのみやじんじゃ)は、静岡県熱海市に位置する歴史ある神社で、多彩なご利益で知られています。
主祭神の五十猛命(イタケルノミコト)は樹木の神として、自然や環境の保護に関する願いを司ります。
また、大己貴命(オオナムチノミコト)は縁結びや商売繁盛の神として、多くの参拝者から信仰を集めています。
さらに、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)は武勇と決断の象徴で、勝負運や決断力向上を願う方々に崇敬されています。
境内には樹齢2000年を超える大楠があり、この御神木の周囲を一周すると寿命が一年延びる、または願いが叶うと伝えられています。
このため、健康長寿や心願成就を祈る多くの方々が訪れます。
さらに、來宮神社は来福・縁起の神としても古くから信仰されており、無病息災や家内安全を願う参拝者も多いです。
加えて、境内には来宮稲荷神社があり、こちらでは五穀豊穣や商売繁盛、家内安全のご利益があるとされています。
また、来宮弁財天は芸能上達や財運向上、立身出世などを願う方々に親しまれています。
このように、來宮神社は多岐にわたるご利益を持つ神社として、多くの人々の信仰を集めています。
訪れる際には、それぞれの神様のご神徳に触れ、心静かに祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。
來宮神社の神社の詳しい歴史や逸話
來宮神社(きのみやじんじゃ)は、静岡県熱海市に鎮座する歴史深い神社です。
創建時期は明確ではありませんが、少なくとも1300年以上の歴史を持つとされています。
社伝によれば、和銅3年(710年)に熱海湾で漁師の網に木の根がかかり、それを神体として祀ったことが始まりと伝えられています。
この木の根を祀ったことから、「木の宮」と称され、後に「來宮」となったとされています。
主祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)、五十猛命(いたけるのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)の三柱です。
日本武尊は武勇と決断の神、五十猛命は樹木と自然保護の神、大己貴命は縁結びや商売繁盛、健康の神として知られています。
境内には樹齢2100年以上とされる大楠があり、国の天然記念物に指定されています。
この大楠の周囲を一周すると寿命が一年延びる、また願い事を秘めて一周すると願いが叶うとの伝承があり、多くの参拝者が訪れます。
來宮神社は、古くから「來宮大神」と称され、地域の信仰の中心として栄えてきました。
また、平安時代初期の征夷大将軍・坂上田村麻呂が戦勝祈願を行い、各地に分霊を祀ったとも伝えられています。
現在では、全国の來宮神社の総本社として信仰を集めています。
さらに、來宮神社は時代に合わせた取り組みも行っています。
2010年からは、五十猛命鎮座1300年を祝う事業として、境内にカフェやフォトスポットを設けるなど、参拝者がより楽しめる空間作りを進めています。
これにより、伝統と革新が融合した新しい神社の在り方を提案し、多くの人々の関心を集めています。
來宮神社は、歴史と自然、そして現代的な要素が調和した魅力的な神社として、多くの参拝者や観光客に親しまれています。
訪れる際には、その深い歴史や伝承に思いを馳せながら、境内の見どころをゆっくりと巡ってみてはいかがでしょうか。
來宮神社の祭事(お祭り)
來宮神社(きのみやじんじゃ)は、静岡県熱海市に鎮座する歴史ある神社で、年間を通じて多彩な祭事が執り行われています。
特に7月14日から16日にかけての例大祭「こがし祭り」は、地元の方々や観光客に親しまれる盛大な行事です。
例大祭の初日である14日には、宵宮祭(よいみやさい)が行われ、翌日からの神事の成功を祈願します。
15日には、神輿が熱海の街を練り歩く宮神輿渡御(みやみこしとぎょ)が見どころで、江戸時代末期に作られた古い神輿が威勢よく担がれます。
また、静岡県の無形文化財に指定されている鹿島踊(かしまおどり)や、氏子の少女たちによる優雅な浦安の舞(うらやすのまい)も奉納され、伝統芸能を間近で楽しむことができます。
最終日の16日には、神幸祭(じんこうさい)が執り行われ、神々を乗せた御鳳輦(ごほうれん)が総勢500名を超える行列とともに街中を巡行します。
この行列には、天狗の面をつけた猿田彦が「麦こがし」を撒きながら先導し、これに触れると無病息災のご利益があると伝えられています。
さらに、海辺での浜降り神事では、御鳳輦が海中に入り、古来の伝統を今に伝える光景が展開されます。
例大祭以外にも、1月の初詣や2月の節分祭、5月の大楠祭、9月の観月祭など、四季折々の行事が行われ、訪れる人々に季節の移ろいとともに神社の魅力を伝えています。
特に、樹齢2000年を超える大楠の新緑が美しい5月の大楠祭では、巫女による舞や和太鼓の演奏が奉納され、多くの参拝者で賑わいます。
來宮神社の祭事は、地域の伝統と文化を深く感じられる貴重な機会です。
訪れる際には、各行事の日程を確認し、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
來宮神社の合祀神社
八幡宮来宮神社は、静岡県伊東市八幡野に鎮座する神社で、もともとは八幡宮と来宮神社の二社が別々に祀られていました。
延暦年間(782~806年)に両社が合祀され、現在の形となったと伝えられています。
八幡宮の祭神は誉田別命(応神天皇)で、来宮神社の祭神は伊波久良和気命です。
この合祀により、地域の総鎮守としての役割を果たしてきました。
また、境内には天照皇大神宮や豊受皇大神宮、大国主神社などの摂末社も祀られており、多彩な神々への信仰が息づいています。
さらに、境内の社叢は国の天然記念物に指定されており、豊かな自然環境が保たれています。
このように、八幡宮来宮神社は歴史的・文化的価値が高く、多くの参拝者や観光客が訪れるスポットとなっています。
來宮神社のアクセスや周辺の名所
來宮神社(きのみやじんじゃ)は、静岡県熱海市西山町に位置し、健康長寿や心願成就のご利益で知られる神社です。
最寄り駅はJR伊東線の来宮駅で、駅から徒歩約5分とアクセスも良好です。
また、JR熱海駅からは徒歩約18分、タクシーで約6分、バスでは十国峠行または西山循環線に乗車し、「來宮神社前」で下車すると便利です。
神社周辺には、樹齢2100年を超える御神木の大楠があり、国の天然記念物に指定されています。
この大楠は、幹を一周すると寿命が一年延びる、願いを秘めて一周すると願いが叶うとの伝説があり、多くの参拝者が訪れます。
さらに、來宮神社周辺には多くの観光スポットがあります。
例えば、熱海梅園は日本で最も早咲きの梅として知られ、毎年1月から3月にかけて梅まつりが開催され、多くの観光客で賑わいます。
また、熱海海上花火大会は、年末年始を華やかに彩るイベントとして有名で、熱海湾で打ち上げられる花火は迫力満点です。
來宮神社を訪れた際には、これらの周辺名所にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
熱海の自然や文化を存分に楽しむことができるでしょう。
來宮神社はこんな人におすすめ
來宮神社(きのみやじんじゃ)は、静岡県熱海市に位置する歴史ある神社で、特に以下の方々におすすめです。
- パワースポットを訪れたい方
境内には樹齢2000年以上とされる大楠があり、健康長寿や心願成就のご利益があると伝えられています。この大楠の周囲を一周すると寿命が一年延びるとも言われており、訪れるだけで心身ともに癒されるでしょう。
- 縁結びや開運を願う方
主祭神として日本武尊(やまとたけるのみこと)や大己貴命(おおなむちのみこと)を祀っており、縁結びや開運招福のご利益が期待できます。恋愛成就や人間関係の改善を願う方には特におすすめです。
- 歴史や文化に興味がある方
約1300年前に創建されたとされる來宮神社は、古くから地域の守り神として信仰を集めてきました。境内には京都の伏見稲荷大社から勧請された來宮稲荷社や、埼玉県の三峯神社から勧請された三峯神社など、多彩な歴史的見どころがあります。
- 自然の中でリフレッシュしたい方
緑豊かな境内は、竹林や大楠など自然美に溢れています。併設のカフェ「茶寮 五色の杜」では、静岡産のお抹茶や地元の名物を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
- 熱海観光を計画中の方
熱海駅から徒歩圏内に位置し、周辺には熱海サンビーチや熱海梅園などの観光スポットも多数あります。來宮神社を訪れることで、熱海観光の幅がさらに広がるでしょう。
以上のように、來宮神社は多彩な魅力を持つスポットです。訪れる方の目的に合わせて、さまざまな楽しみ方ができるでしょう。
來宮神社レポート!実際に行った感想
先日、静岡県熱海市の來宮神社を訪れました。
JR来宮駅から徒歩約5分とアクセスも良好で、駅を降りてすぐに神社の案内板が見つかります。
参道を進むと、緑豊かな境内が広がり、都会の喧騒を忘れさせてくれる静けさが印象的でした。
特に目を引いたのは、樹齢2100年を超えるとされる大楠の御神木です。
その圧倒的な存在感には驚かされました。
幹の周囲を一周すると寿命が1年延びるという伝承があり、多くの参拝者が静かに歩を進めていました。
私も心の中で願い事を秘めながら一周し、その神秘的な雰囲気に心が洗われる思いでした。
また、境内にはおしゃれなカフェ「茶寮 報鼓」があり、参拝後のひとときをゆったりと過ごすことができます。
地元の素材を使ったスイーツやお茶が楽しめ、特に麦こがし入りのソフトクリームは香ばしくておすすめです。
夜には境内がライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を味わえるとのことです。
次回はぜひ夜の來宮神社も訪れてみたいと思いました。
全体として、來宮神社は歴史と自然が調和した癒しの空間であり、心身ともにリフレッシュできる素晴らしい場所でした。
熱海を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
來宮神社は、歴史ある御祭神と自然の力強さ、そして現代的な魅力が絶妙に調和した素敵な場所でしたね。
参拝することで、心がすっと軽くなったり、自然のパワーに癒されたりする方も多いのではないでしょうか。
特に樹齢2,000年の大楠は、訪れるだけで圧倒されるようなエネルギーを感じられますし、周りを一周することで願い事が叶いそうな特別感があります。
また、熱海ならではの観光スポットやおしゃれなカフェも楽しめるので、日々の忙しさを忘れてのんびりと過ごす時間をつくるのも良いですね。
自分へのご褒美に、友人や家族と一緒に、あるいは大切な人との絆を深めるために訪れるのもおすすめです。
心を込めて参拝し、自然や歴史に触れることで、きっと新しい気づきやエネルギーが得られるはずです。
この記事が、來宮神社を訪れるきっかけや、素敵なひとときを過ごすお手伝いになれば嬉しいです。
次の休日に、あなたもぜひ足を運んでみてくださいね。