埼玉県さいたま市にある「大宮氷川神社」は、歴史と格式を誇る関東屈指の神社として知られています。
初詣や七五三などで訪れたことがある方も多いかもしれませんが、「御祭神って誰なんだろう?」「どんなご利益があるの?」と改めて聞かれると、答えに詰まる方もいるのではないでしょうか。
実際、神社の魅力は目に見える建造物だけでなく、その背景にある神々や祈りの力にこそあります。
私たちは忙しい日常の中で、心を落ち着かせる場所やパワーをもらえる時間を求めていますよね。
そんなとき、大宮氷川神社のような歴史ある神社は、心の拠り所として多くの人々を癒してくれます。
その意味でも、この神社が持つ深い意味やご利益について知ることは、私たち自身の心の豊かさにつながるのではないでしょうか。
この記事では、大宮氷川神社の御祭神やご利益をはじめ、注目のお祭り、合祀されている神社、さらに周辺の観光名所について詳しくご紹介します。
訪れる際の楽しみが増える情報満載ですので、ぜひ最後までご覧ください!
埼玉県さいたま市に鎮座する大宮氷川神社は、関東屈指の歴史と格式を誇る神社です。初詣や七五三などで訪れたことがある方も多いかもしれませんが、その御祭神やご利益、さらには祭事や周辺の名所について詳しく知る機会は少ないのではないでしょうか。この記事では、大宮氷川神社の魅力を余すところなくご紹介します。
大宮氷川神社の七五三やお宮参りの祈祷料は?
【お宮参りの祈祷料】
基本的な祈祷料は5,000円からとなっています。記念写真の撮影も可能で、写真撮影料は別途3,000円かかります。予約は不要ですが、混雑時は少々お待ちいただくかもしれません。
【七五三の祈祷料】
通常の祈祷料は7,000円です。記念写真をご希望の場合は、こちらも別途3,000円必要になりますよ。10月から11月は特に混み合うため、予約をおすすめします。
【その他の祈祷料】
・厄除け祈願:7,000円
・商売繁盛祈願:10,000円
・交通安全祈願:5,000円
・合格祈願:5,000円
金額は変更される可能性があるので、詳しくは社務所にお問い合わせください。
【予約について】
七五三は予約制を推奨しています。特に土日祝日は混雑必至。予約は電話で受け付けていて、祈祷の1ヶ月前から申し込み可能です。
【服装や持ち物】
お宮参り・七五三ともに、袴やお着物のレンタルも可能。境内には着付けができる施設もあります。当日は受付票と祈祷料を忘れずにお持ちくださいね。
【記念撮影スポット】
本殿前や大鳥居、参道など、写真映えするスポットが豊富。プロカメラマンによる撮影サービスもありますよ。思い出に残る1枚を残せること間違いなし。
大宮氷川神社はどんな神社なのか
大宮氷川神社は、埼玉県さいたま市大宮区に鎮座する、関東屈指の歴史と格式を誇る神社です。
その創建は約2400年前と伝えられ、武蔵国の一宮として、古くから多くの人々に信仰されてきました。
「氷川神社」の総本社であり、全国に約280社ある氷川神社の中心的存在です。
境内は広大で、約2kmに及ぶ参道は日本一の長さを誇ります。四季折々の自然が美しく、特に春の桜や秋の紅葉は見事で、多くの参拝者や観光客が訪れます。
また、境内には多くの摂社・末社があり、それぞれ異なる神々が祀られています。
大宮氷川神社は、初詣や七五三などの行事で賑わうだけでなく、年間を通じてさまざまな祭事が執り行われています。
特に、毎年12月10日に開催される「十日市(とうかまち)」は、多くの露店が立ち並び、熊手や縁起物を求める参拝者で賑わいます。
このように、大宮氷川神社は歴史と自然、美しい建築が調和した、心安らぐ場所として、多くの人々に愛され続けています。
大宮氷川神社の御祭神
大宮氷川神社の主祭神は以下の三柱です。
- 須佐之男命(すさのおのみこと):日本神話に登場する勇猛な神で、ヤマタノオロチ退治の伝説で知られています。
- 稲田姫命(いなだひめのみこと):須佐之男命の妻であり、農業や豊穣の神として信仰されています。
- 大己貴命(おおなむちのみこと):二柱の子であり、国造りや医療の神として知られています。
これらの神々が祀られていることから、家内安全や商売繁盛、縁結びなど多岐にわたるご利益が期待されています。
大宮氷川神社のご利益
大宮氷川神社は、以下のようなご利益で知られています。
- 縁結び:稲田姫命と須佐之男命の夫婦神を祀っていることから、良縁を求める方々に信仰されています。
- 厄除け:須佐之男命の勇猛さにあやかり、災厄を祓うご利益があるとされています。
- 商売繁盛:大己貴命の国造りの功績にちなみ、事業の繁栄を願う参拝者が多く訪れます。
これらのご利益を求め、多くの方々が参拝に訪れています。
大宮氷川神社の神社の詳しい歴史や逸話
大宮氷川神社は、埼玉県さいたま市大宮区に位置し、関東最古の古社として知られています。
その創建は、社伝によれば第5代孝昭天皇の時代(紀元前473年)とされ、約2400年以上の歴史を持つと伝えられています。
神社の名称である「氷川」は、出雲地方の斐伊川(ひいかわ)に由来する説があります。
これは、主祭神である須佐之男命(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した際の舞台が斐伊川であったことに関連しています。
平安時代には、武蔵国の一宮として位置づけられ、源頼朝や徳川家康などの武将からも篤く信仰されました。
特に江戸時代には、徳川家康が社領を寄進し、社殿の造営を行うなど、神社の発展に寄与しました。
明治時代には、明治天皇が東京奠都後に最初に参拝した神社として知られています。
また、明治4年(1871年)には、社格の最高位である官幣大社に列せられました。
このように、大宮氷川神社は長い歴史の中で多くの逸話や伝承を持ち、関東地方の人々に深く信仰されてきました。
その歴史を知ることで、神社への理解と敬意が一層深まることでしょう。
大宮氷川神社の祭り事
大宮氷川神社では、年間を通じて多彩な祭事が執り行われています。
その中でも特に注目すべき祭りをご紹介します。
1. 例大祭(れいたいさい)
毎年8月1日に開催される例大祭は、氷川神社の最も重要な祭典です。
この日は、神社の主祭神である須佐之男命(すさのおのみこと)をはじめとする神々に感謝と祈りを捧げます。
例年、多くの参拝者が訪れ、境内は賑わいを見せます。
2. 十日市(とおかまち)
12月10日に行われる十日市は、別名「大湯祭(だいとうさい)」とも呼ばれ、江戸時代から続く伝統的な祭りです。
この日は、境内や参道に約1,000軒の露店が立ち並び、熊手や縁起物を求める多くの人々で賑わいます。
特に、商売繁盛や家内安全を願う方々にとって、欠かせない行事となっています。
3. 節分祭(せつぶんさい)
立春の前日に行われる節分祭では、厄除けを祈願して豆まきが行われます。
神職や年男・年女が舞殿から豆を撒き、参拝者は福を呼び込むためにその豆を受け取ります。
また、弓の弦を鳴らして邪気を祓う「鳴弦の儀(めいげんのぎ)」も執り行われ、古来からの伝統を感じることができます。
4. 大祓式(おおはらえしき)
6月30日と12月31日に行われる大祓式は、半年間の罪や穢れを祓い清める神事です。
特に6月の「夏越しの大祓」では、茅の輪(ちのわ)をくぐることで無病息災を祈願します。
参拝者は人形(ひとがた)に自身の罪や穢れを移し、清めの儀式を体験します。
5. 新嘗祭(にいなめさい)
11月23日に執り行われる新嘗祭は、五穀豊穣に感謝する祭典です。
この日は、収穫された新米や農作物を神前に供え、感謝の意を表します。
また、氷川神社敬神講の講社大祭も同時に行われ、神楽の奉納などが行われます。
これらの祭事は、大宮氷川神社の長い歴史と伝統を感じることができる貴重な機会です。
訪れる際には、各祭りの時期や内容を確認し、ぜひ参加してみてください。
神社の公式サイトや地元の観光情報をチェックすると、最新の情報が得られます。
大宮氷川神社の合祀神社
大宮氷川神社の境内には、多くの摂社・末社が合祀されており、それぞれが独自の神々を祀っています。
これらの神社を参拝することで、多様なご利益を受けることができるとされています。
六社
六社は、八柱の神々を一つの社殿に合祀した末社です。以下の神々が祀られています。
- 住吉神社:底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、上筒男命(うわつつのおのみこと)の三柱を祀り、航海の安全を守る神々として信仰されています。
- 神明神社:天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀り、太陽の神として、また皇室の祖先神として崇敬されています。
- 山祇神社:大山祇命(おおやまづみのみこと)を祀り、山の神として、また諸産業の守護神として信仰されています。
- 愛宕神社:迦具土命(かぐつちのみこと)を祀り、火の神として、火災予防や火難除けのご利益があるとされています。
- 雷神社:大雷命(おおいかづちのみこと)を祀り、農林業の守護神として、豊作や雷除けのご利益が期待されています。
- 石上神社:布都御魂命(ふつのみたまのみこと)を祀り、戦いの神、また健康の神として信仰されています。
門客人神社
門客人(もんきゃくじん)神社は、かつて男体社として須佐之男命を祀っていた社殿を移築したものです。現在は、門客人神を祀り、訪れる人々を守護する神として信仰されています。
御嶽神社
御嶽神社は、旧女体社の社殿を移築したもので、山の神を祀っています。山岳信仰の対象として、多くの参拝者が訪れます。
宗像神社
宗像神社は、神池の島に鎮座し、宗像三女神を祀っています。海上安全や交通安全のご利益があるとされています。
稲荷神社
稲荷神社は、商売繁盛や五穀豊穣の神として知られる宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀っています。商業関係者や農業従事者からの信仰が厚い神社です。
これらの合祀神社を巡ることで、多様なご利益を受けることができるとされています。
大宮氷川神社を訪れた際には、ぜひこれらの神社にも足を運んでみてください。
大宮氷川神社のアクセスや駐車場
大宮氷川神社へのアクセスは非常に便利で、電車やバスで簡単に訪れることができます。
まず、電車を利用する場合は、JR大宮駅が最も近い主要駅です。
大宮駅の東口を出て徒歩で約20分ほどで神社に到着します。
途中には商店街や公園もあり、散歩がてら訪れるのも楽しいです。
歩くのが少し大変な方には、駅からバスを利用するという方法もあります。
大宮駅東口からは東武バス氷川参道行きが出ており、「氷川参道入口」などで下車すると、そこから徒歩数分の距離です。
また、さいたま市内を走る「市内循環バス」も利用でき、これも便利ですので、時刻表をチェックしてみることをおすすめします。
車で行かれる場合は、神社専用の駐車場が完備されています。
神社の南側にある第三駐車場が広めで、約200台駐車可能です。
ただし、土日祝日やイベント時は混雑することがあるため、少し早めに到着するよう計画するとよいかもしれません。
駐車場は有料ですが、その分安全に駐車できますので安心です。
公共交通機関を利用するか、お車で行くか、それぞれの状況に合わせて選択することで、快適に大宮氷川神社を訪れることができるでしょう。
神社の周辺にはカフェやレストランもありますので、観光の合間に一休みするのも良いですね。
お出かけの際は、ぜひ移動プランを立てて、素敵な一日をお過ごしください。
大宮氷川神社周辺の名所
【大宮公園】
神社のすぐ隣に位置する広大な公園です。春には約1000本の桜が咲き誇り、花見の名所として知られています。園内には大宮公園小動物園もあり、子供たちに大人気。入園料は無料ですよ。
【武蔵一宮氷川神社宝物殿】
神社の歴史や文化財を展示している施設。江戸時代の神輿や装束など、貴重な文化財を見学できます。入館料は大人300円です。歴史好きの方には見逃せないスポットでしょう。
【大宮盆栽美術館】
神社から徒歩15分ほどの場所にある盆栽の専門美術館。世界的にも珍しい施設で、日本の伝統文化に触れることができます。館内では盆栽の歴史や技術について学べるそうですよ。
【氷川参道】
約2kmにわたって続く日本一長い参道。大きな欅並木が美しく、季節を問わず散策を楽しめる人気スポット。写真映えするスポットとしても注目されています。
【大宮公園野球場】
プロ野球の練習試合やアマチュア野球の試合が行われる野球場。地域のスポーツの中心地として親しまれているんです。
【大宮第二公園】
子供向けの遊具が充実した公園。休日には多くの家族連れで賑わいます。芝生広場でピクニックを楽しむのもおすすめ。
【周辺グルメ】
参道沿いには老舗の和菓子店や甘味処が点在。氷川だんごや氷川まんじゅうなど、参拝の後に立ち寄りたい名物店が揃っています。ぜひ食べ歩きを楽しんでください。
大宮氷川神社はこんな人におすすめ!
大宮氷川神社は、関東屈指のパワースポットとして知られ、年間を通して多くの参拝客が訪れます。
24万社余りある氷川神社の総本社であり、約2000年の歴史を持つ格式高い神社です。
そんな大宮氷川神社ですが、「どんな人にオススメなの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、以下に具体的な例を挙げてみました。
大宮氷川神社がおすすめな人
- 運気を底上げしたい人 大宮氷川神社は、強力なパワースポットとして有名です。特に、境内の中心にある「御神木」は、樹齢1000年を超える大木で、触れるだけでエネルギーを感じると言われています。日々の生活で疲れた心身をリフレッシュし、運気を高めたい方にピッタリです。
- 縁結びを願う人 境内末社である「宗田神社」は、縁結びの神様として知られています。「むすびの松」と呼ばれる御神木があり、良縁を願う人々が多く訪れます。また、可愛らしいピンク色の「縁結び玉」というお守りも人気です。
- 安産祈願をしたい人 安産・子育ての神様として信仰されている「門客人神社」が鎮座しています。境内には、安産祈願の絵馬を奉納できる場所もあります。
- 歴史や文化に触れたい人 約2000年の歴史を誇る大宮氷川神社は、多くの文化財を所有しています。荘厳な雰囲気の楼門や、精巧な彫刻が施された社殿など、見どころ満載です。
- 自然を感じてリラックスしたい人 大宮氷川神社は、約3万坪の広大な敷地を誇ります。緑豊かな境内には、小川が流れ、ベンチも設置されているので、ゆっくりと散策を楽しむことができます。
このように、大宮氷川神社は様々なご利益が期待できる神社です。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
大宮氷川神社は、歴史の深さだけでなく、訪れる人々に癒しや希望を与える力を持った場所です。
主祭神である須佐之男命や稲田姫命、大己貴命は、厄除けや縁結び、商売繁盛といった多様なご利益をもたらしてくれます。
また、年間を通じて行われる祭事や、摂社・末社を含む合祀神社を巡ることで、一度の参拝でさまざまな願いを叶えられるのも魅力です。
広大な境内や参道では、日々の喧騒を忘れ、自然に包まれた静かな時間を楽しむことができます。
参拝だけでなく、大宮公園や鉄道博物館といった周辺の観光名所を巡ることで、一日を有意義に過ごすことができるのも魅力的です。
初めての参拝でも、リピーターとして訪れる場合でも、新たな発見や学びがある場所。
それが大宮氷川神社の素晴らしさです。
関東を代表する神社として、多くの人々に愛されてきたその理由は、訪れた人だけが体感できる特別な空気感にあります。
ぜひ、次のお休みや特別な日に足を運んでみてください。
その場でしか感じられない「特別な何か」が、あなたを待っています。
参拝を通じて、ご自身の願いや思いを込め、神々のご加護を感じてみてはいかがでしょうか。