厄年になると、何か悪いことが起きないか不安になりますよね。
普段は気にしなくても、人生の節目となる年には、神頼みしたくなる気持ちも分かります。
特に、厄除けや八方除けのご利益があると有名な神社のお参りを検討する方もいるのではないでしょうか。
数ある神社の中でも、関東屈指のパワースポットとして知られるのが「寒川神社」です。
実は、寒川神社は、全国唯一の八方除けの神社として、古くから多くの人々の信仰を集めてきました。
では、寒川神社の厄除けや八方除けの効果は、一体どのようなものなのでしょうか?
多くの人が気になるであろう、そのご利益や、初詣の際のアクセス方法について、詳しく解説していきます。
寒川神社の厄除けや八方除けの効果は?
寒川神社は、神奈川県に位置する由緒ある神社で、多くの人々が厄除けや八方除けを求めて訪れます。
特に、寒川神社は唯一「八方除」の守護神「寒川比古命」を祀る神社として知られています。
このため、ここでの厄除けや八方除けは特別な意味を持ち、多くの方に信頼されています。
厄除けとは、人生における厄年に起こるかもしれない災難を避けるための祈願です。
寒川神社では、伝統的な儀式を通じて厄を払い、穏やかな一年を過ごせるよう参拝者をサポートしています。
この神社では、経験豊富な神職が心を込めた祈祷を行い、参拝者の不安を和らげます。
一方、八方除けは、方角や位置に関連する災厄を避けるためのものです。
方位にまつわる問題を解決するとされ、引越しや新しい事業を始める際にも多くの方が祈願に訪れます。
寒川神社の八方除けは、特に方位に敏感な伝統を持つ日本で大変重宝されているようです。
多くの人が厄除けや八方除けを通じて安心を得ており、その効果については参拝者から良い評判が寄せられています。
しかし、信仰やご利益に対する感じ方は人それぞれですので、ご自身の心の理解に基づいて訪れると良いでしょう。
お参りの際は、神社の歴史や伝統を尊重しながら、心静かに祈願するのがよいかもしれませんね。
寒川神社へのアクセス
寒川神社へお参りする際は、電車とバス、どちらか便利な方を選べますよ。
電車を使う場合は、JR相模線の宮山駅が最寄り駅です。駅からは徒歩で15分ほどで到着します。
バスを利用する場合は、JR茅ヶ崎駅北口、または小田急線・相鉄線海老名駅東口から出ているバスに乗車してください。「寒川神社前」バス停下車が便利です。
車の場合は、圏央道寒川北ICから約5分、東名高速道路厚木ICからは約20分で到着します。
ただし、土日祝日や年末年始は周辺道路が大変混雑しますので、時間に余裕を持ってお出かけくださいね。
駐車場は、神社周辺にいくつか用意されていますが、収容台数に限りがあります。
公共交通機関を使うことも検討してみてはいかがでしょうか。
寒川神社の初詣、アクセスはこう行くのがおすすめ!
初詣といえば、神奈川県民なら誰もが思い浮かべるであろう寒川神社。でも、人気の神社なだけに、初詣の時期はとにかく混雑しますよね…。そこで、少しでもスムーズに参拝できるように、寒川神社へのアクセス方法をまとめてみました!
【電車を使う場合】
最寄り駅はJR相模線の宮山駅で、神社までは徒歩15分程です。ただ、初詣シーズンは駅からの道も混雑が予想されます。
そこでおすすめなのが、JR茅ヶ崎駅またはJR平塚駅から出ている 臨時直行バス です。どちらも約15分間隔で運行していて、所要時間は30分~40分程。乗り換えもなく、座って行ける可能性が高いので、体力的に楽チンなのも嬉しいポイントです。
【車が便利?駐車場情報】
「やっぱり車の方が楽かな?」と思う方もいるかもしれません。寒川神社には、約1,000台収容できる駐車場(有料)がありますが、初詣の時期はすぐに満車になってしまいます。周辺道路も大渋滞するため、車でのアクセスはあまりおすすめできません。
【混雑を避けるなら?】
寒川神社の初詣は、例年、三が日はもちろんのこと、1月中旬まで大変な混雑が続きます。比較的空いている時間帯を狙うなら、早朝か夕方がおすすめです。
<アクセスまとめ>
- 電車:JR宮山駅から徒歩15分、またはJR茅ヶ崎駅・平塚駅から臨時直行バス
- 車:おすすめしません(駐車場は約1,000台収容ですが、すぐに満車になります)
初詣は、一年の計を立てる大切なイベント。しっかり計画を立てて、寒川神社で気持ちの良いスタートを切りましょう!
寒川神社はどんな神社なのか
寒川神社(さむかわじんじゃ)は、神奈川県高座郡寒川町に鎮座する神社で、相模国一之宮として知られています。
全国唯一の「八方除」の守護神を祀っており、方位や災難を避けるご利益があるとされています。
その歴史は約1600年に及び、古くから関東地方の名祠として崇敬を集めてきました。
境内は広大で、四季折々の自然が楽しめる美しい環境が整っています。
また、初詣や厄除け祈願などで多くの参拝者が訪れ、年間を通じてさまざまな祭事が行われています。
特に、毎年1月1日に行われる「元旦祈祷祭」や、2月3日の「節分祭」は多くの人々で賑わいます。
寒川神社の御祭神
寒川神社の御祭神は、寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)の二柱の神々です。
これらの神々は総称して「寒川大明神」と奉称されています。
寒川比古命は男性の神、寒川比女命は女性の神であり、古くから関東地方の開拓や文化の発展に寄与したと伝えられています。
そのため、寒川神社は関東地方文化の生みの親神様として敬仰されてきました。
寒川神社の詳しい歴史や逸話
寒川神社の創建は、雄略天皇の時代(456~479年)に奉幣が行われたと伝えられています。
また、神亀4年(727年)には社殿が建立されたとの記録もあり、少なくとも1600年以上の歴史を有しています。
江戸時代には、徳川家康をはじめとする歴代将軍からの崇敬を受け、社殿の修復や寄進が行われました。
寒川神社の祭事(お祭り)
寒川神社では、年間を通じて多彩な祭事が執り行われています。
これらの祭事は、神社の伝統や地域の文化を色濃く反映しており、多くの参拝者や観光客が訪れます。
主な祭事一覧
- 元旦祈祷祭(1月1日):新年の始まりを祝う祭典で、多くの参拝者が初詣に訪れます。
- 節分祭(2月3日):厄除けと福を招くための豆まきが行われ、年男・年女が福豆を撒きます。
- 祈年祭(2月17日):五穀豊穣を祈願する祭典で、農作物の豊作を願います。
- 例祭(9月20日):寒川神社の最も重要な祭典で、神輿の渡御や流鏑馬などが奉納されます。
- 新嘗祭(11月23日):収穫に感謝する祭典で、新穀を神前に供えます。
- 大祓式(6月30日・12月31日):半年間の罪や穢れを祓う神事で、心身の清浄を願います。
これらの祭事は、寒川神社の公式サイトや地元の観光情報サイトで詳細が確認できます。
訪問を計画される際は、事前に日程や内容を確認されることをおすすめします。
寒川神社の合祀神社
寒川神社の境内には、末社として「宮山神社」が鎮座しています。
この宮山神社は、かつて寒川町宮山地区に点在していた七つの神社を合祀して創建されました。
具体的には、以下の神社が合祀されています。
- 琴平社:大物主神(おおものぬしのかみ)を祀り、旧鎮座地は神戸鎖座。
- 八劔社:須佐之男神(すさのおのかみ)を祀り、旧鎮座地は八創鎖座。
- 雷社:健御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)を祀り、旧鎮座地は雷鎮座。
- 若宮八幡社:大雀命(おおささぎのみこと)を祀り、旧鎮座地は旭鎮座。
- 祢岐志社:聖神(ひじりのかみ)を祀り、旧鎮座地は根岸鎖座。
- 稲荷社:宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)を祀り、旧鎮座地は中洲鎮座。
- 三峰社:伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)を祀り、旧鎮座地は上合鎮座。
これらの神社が合祀された宮山神社は、寒川神社の三の鳥居のすぐ横に位置し、地域の人々から厚い信仰を受けています。
特に、白豆腐をお供えして祈ると母乳に恵まれるとの伝承があり、安産や子育ての神としても知られています。
寒川神社はこんな人におすすめ
寒川神社は、特に以下のような方々におすすめです。
- 新たなスタートを切る方:引っ越しや転職、開業など、人生の節目を迎える際に、八方除けのご利益を求めて参拝される方が多いです。
- 厄年や災難を避けたい方:厄除けや災難除けを願う方にとって、寒川神社は心強い存在です。
- 家内安全や商売繁盛を願う方:家庭の平和や事業の成功を祈願する方々にも、多くのご利益があるとされています。
- 歴史や文化に興味がある方:1600年以上の歴史を持つ寒川神社は、歴史愛好家や文化に興味がある方にも訪れる価値があります。
- パワースポットを訪れたい方:寒川神社は、レイライン上に位置し、強力なエネルギーを感じられるパワースポットとしても知られています。
これらの方々にとって、寒川神社は心の拠り所となるでしょう。
寒川神社に行って感じたこと
寒川神社は、神奈川県高座郡寒川町に鎮座する歴史深い神社で、全国唯一の「八方除」の守護神として知られています。
訪れると、境内の厳かな雰囲気と自然の調和に心が洗われる思いがしました。
参道を進むと、立派な神門が迎えてくれます。
その先に広がる境内は、手入れの行き届いた美しい庭園や、歴史を感じさせる建造物が点在し、訪れる人々の心を静かに包み込みます。
特に印象的だったのは、境内にある「方位盤」と「渾天儀」です。
これらは、寒川神社が古くから方位除けの信仰を集めてきた象徴であり、訪れる人々が自身の方位を確認し、祈願する姿が見受けられました。
また、御神木である大きな杉の木は、長い年月を経てきた威厳を感じさせ、その前で手を合わせると、自然の力強さと神聖さを肌で感じることができました。
寒川神社は、初詣や厄除けの祈願で多くの参拝者が訪れることでも有名です。
特に新年の三が日には、多くの人々が訪れ、境内は活気に満ち溢れます。
その一方で、平日の静かな時間帯に訪れると、ゆったりとした時間が流れ、心穏やかに参拝することができます。
寒川神社を訪れて、歴史と自然が織り成す静寂の中で、自分自身と向き合う時間を持つことができました。
日常の喧騒から離れ、心をリセットしたいときに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
寒川神社は、神奈川県高座郡寒川町に位置する、全国唯一の「八方除」の守護神として知られる神社です。
その歴史は1600年以上に及び、寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)の二柱を御祭神として祀っています。
「八方除」とは、方位や日柄、地相などに起因するすべての災厄を取り除き、家内安全や商売繁盛、開運招福など、多岐にわたるご利益があるとされています。
また、年間を通じて多彩な祭事が行われており、特に1月1日の「元旦祈祷祭」や2月3日の「節分祭」は多くの参拝者で賑わいます。
アクセスも良好で、JR相模線「宮山駅」から徒歩約5分と訪れやすい立地です。
周辺にはさむかわ中央公園や水道記念館などの観光スポットもあり、参拝と合わせて訪れることで、充実した時間を過ごすことができます。
方位や災難を避けたいと考えている方、新築や引越しを予定している方、商売繁盛や家内安全を祈願したい方に特におすすめの神社です。
ぜひ一度足を運んで、その歴史とご利益を直接感じてみてください。